おはようございま。 ねこ専門! 羊毛フェルトで作る猫のお人形作家・講師の横山まゆみです。
めっきり秋めいてきましたね。皆さん衣替えをされている頃ではないでしょうか。
押し入れにしまっていた大切な洋服たちを出すのはとても楽しい時間。でもそんな時、お気に入りのセーターに虫食いの穴を見つけてしまったら!
悲しいけど捨てるかないか…と、思っている方。ちょっとお待ちください! その穴、塞げるかもしれませんよ!
今回は羊毛フェルトのテクニックを応用して、セーターに開いてしまった虫食いの穴を補修する裏ワザをご紹介します☆
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必要な道具はこのふたつだけ。スポンジとニードルフェルト用のニードルです。
ニードルは手芸屋さんにある極細針を使って下さい。100均にも売っていますが、針が太めで扱いが難しいので、できれば手芸屋さんに置いてあるものをご用意して下さいね。
今回、私はクローバーのフェルトパンチャー替針(仕上げ針)を使っています。
STEP1
まずはセーターを裏返します。そして指の先でセーターの表面の毛を少し摘み取ります。セーター全体から少しずつ摘み取り、指先で軽くまとめて虫食いの穴を覆えるくらい集めます。
あまりたくさんはいりませんよ。ほんの少しだけ、薄く広げて穴より一回り大きいくらいの大きさになる量で充分です。
また、摘み取る時は1か所からだけでなく、全体的に摘み取って下さいね。
あまりたくさんはいりませんよ。ほんの少しだけ、薄く広げて穴より一回り大きいくらいの大きさになる量で充分です。
また、摘み取る時は1か所からだけでなく、全体的に摘み取って下さいね。
STEP2
虫食いの穴の下にスポンジを入れます。
STEP3
穴の上に先程摘み取って集めた毛を被せます。穴が全て覆われるようにして下さいね。
被せた毛の上をニードルでつつきます。あまり深く刺さずに、針先が2~3mm程度スポンジに刺さるくらい軽くつつきます。毛の上を全体的にまんべんなくよくつついて下さいね。
STEP4
表に返してみるとこの通り、刺した毛がフワフワと表に出てきています。
表に出てきている毛の上を、裏面と同じ要領で全体的に軽く刺していきます。
穴がふさがりました。うっすらと跡が見えますが、よく見ないと気付かない程度です。
着てみてもほとんど分かりませんよね。しっかりと刺し固めた毛は引っ張っても簡単には取れないので、お洗濯やクリーニングに出してもあまり心配はいりません。
編み模様や柄が入ったセーターの場合は、補修箇所が少し目立つようになるかもしれませんが、無地で平織りのものはあまり大きな穴でなければこのように補修できます。
みなさん、ぜひ試してみて下さいね♪
みなさん、ぜひ試してみて下さいね♪
ねこ専門!羊毛フェルトで作る猫のお人形作家・講師
横山まゆみ
Instagram:yumizcats