ガーデニング 寄せ植え アレンジメント 花 フラワー
おはようございます。小田急線の成城でプリザーブド&フラワー教室を開講している、ガーデニングが大好きなフラワーデザイナーまこしかほこです。

フラワーアレンジメントのような寄植えが好きで季節ごとに作って楽しんでいます。本格的に寒くなる前に、素敵な秋の寄植えを作って玄関先やお庭に飾ってみませんか。

寄植えを作りたいと思ってもいざ、園芸店に行くと苗選びに迷ってしまいますよね。でも、今回ご紹介する寄植えの法則を使えば、簡単にバランス良く作れ、植えたその日からきれいな寄植えを楽しむことができます。

もう苗選びや植え方で迷わない! 秋色シックで華やかなフラワーアレンジのような寄植えをご紹介します。

苗を選ぶ

<使用する苗>
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左から
・マリーゴールド
・ビオラ
・カレックス
・グレコマ
・アカバセンニチコウ
・ヒューケラ

今回はこの6株を使って寄植えを作りたいと思います。


寄植えの大原則
それぞれの役割をあてて苗を決める
使用する6株にどのような役割があるか、法則とともに紹介します。


法則その1 主役の花は花形と咲き方の違うものを選ぶ
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数種類の苗を主役にする時は、花の形や咲き方が違うものを選ぶとメリハリが付きお互いを引き立ててくれます。


法則その2 脇役の葉は葉形や株形の違うものを選ぶ
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葉形や株形の違うものを選ぶと、縦や横の広がりが出て寄せ植えが立体的になります。


法則その3 脇役のさらに脇役になる葉は葉の大きさや色の違うものを選ぶ
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脇役のさらに脇役になる葉の苗は、アクセントになるように葉の大きさや色の違うものを選びます。

苗を植える

<用意するもの>
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・鉢
・土(培養土)
・土入れスコップ
・キッチン生ゴミ用水切りネット
・ハサミ
・割り箸
・園芸マット

今回、鉢と土、ハサミ以外は100円ショップで購入しましたが、全部100円ショップで揃えることも可能です。苗と道具を用意したら、いよいよ寄植え作業の開始です。


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水切りネットを写真くらいの大きさに切って、穴から土が出ないように鉢の底に置きます。


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上から土を入れます。苗を植える前にポットごと配置して植える場所を決めたいので、一番深さのあるポット苗の高さに合わせて土を入れます。


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苗を配置してみます。この時、ポットに入っているので配置してみるとだいたい「鉢に入りきらないよ~」ということになります。

その場合はポットの上にポットを置いて場所を確認。この画像では真ん中のアカバセンニチコウが他のポットの上に置いています。配置を決めたらポットから苗を外して植えていきます。


法則その4 苗が成長する空間は葉で隠す
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ここでちょっとしたコツをご紹介。苗は成長することを見越して空間を空けて植えますが、左右に空間を持たせ過ぎると土があからさまに見えて、きれいに見えません。ちょうど良いバランスになるには、成長するのをじっと待たなければいけなくなります。成長を楽しむのも良いのですが、秋は気温が低いので苗が成長するまで時間がかかります。

植えたその日からきれいで、成長するにつれ豪華に見えるコツは”葉で空間を隠す!”こと。そして、鉢の前方はあまり空間を見せないように植えることです。写真のように後方に空間を持たせ、葉で隠すのがオススメです。


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こちらが完成した寄せ植えです。植えたばかりには見えない豪華な秋の寄植えになりました!

植えた後はたっぷり水やり。「鉢底から流れ出るくらいあげましょう」とよく聞きますね。実は、最初の水やり方法が肝心で、ちょっとしたコツがあるんです。


法則その5 最初の水やりは場所を変えて少量ずつ与える
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ホースで「ジャー!」っと勢いよくあげるのはNG! 乾いた土の中に”水の通り道”ができてしまい、鉢の中全体に水が行き渡りにくくなります。

いろんな場所から葉や花に水が当たらないように、少量をそっと優しく水やりをしてみて下さい。鉢底から水が流れ出るまで与えます。


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植えたその日からお披露目デビューの寄植えが完成しました。

この秋、寄植えの5法則を使って、ぜひ素敵な寄植えを作ってみて下さいね。


フラワーデザイナー&グリーンアドバイザー
まこしかほこ(馬越佳穂子)

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