年賀状 手書き アイデア 簡単
デザイン書家 小川翔月です。点と線でつくるシンプルな手書きアートのアイデアをお伝えしています。


今年も残すところ1ヶ月あまり。年賀状を準備する時期になってきました。年の初めのご挨拶だから心の伝わる年賀状をお届けしたいものですね。

手書きできればいいけれど、筆書きはどうも苦手で…とおっしゃる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、"筆以外"で書く年賀状のアイデアをご紹介します♪

お家にある身の回りのものを使って作れるのでおすすめです。


新聞紙の筆で賀詞を書く

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< 準備するもの >
・新聞紙
・画仙紙はがき
・顔彩
・水
・筆ペン

顔彩がなければ、絵具でもOK! ですが、はがきについては風合いのある線が出る「画仙紙はがき」がおすすめ。100円ショップにもあるもので大丈夫です。

新聞紙の筆を作る
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筆として使うのはなんと、新聞紙!

1面を約4分割した大きさの新聞紙を使いました。くしゃくしゃっと丸めて、握りやすいように整えておきます。

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新聞紙の先はきれいに整えず、味のある線が書けるよう折り目がいくつも出るようにしましょう。

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新聞紙に水を含ませて、顔彩をつけたら準備完了です♪

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新聞紙の筆ではがきに干支や賀詞を大きめに書きます。

「戌」や「寿」「賀」「春」など、1〜2文字の賀詞を選び、大きめの文字を書くことが成功のポイント! 「謹賀新年」なんてとてもじゃないですが、粋で読める文字は書けません。

紙面に押し付けて書くと線がつぶれるので、さらっと軽めに書いてみてくださいね。

「寿」の書き方はこちらも参考にどうぞ♪
↓ ↓ ↓


「寿」「賀」「春」などの賀詞を新聞紙で書いた場合には、一言メッセージを添えて。「いぬ」「戌」など干支を書いた場合には、「謹賀新年」など賀詞もお忘れなく~。

逆に、「寿」と「謹賀新年」を書くのは賀詞の重複「賀詞かぶり」といって、マナー違反になるので注意してくださいね。


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雅印をお持ちの方は最後に押して。

持ってない方は、お遊び気分で細めの筆で書いてもOK! お名前から一文字とって、枠で囲むだけなので簡単です。ちなみに私の雅印の枠は、米つぶの形なのです♪

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身の回りにあるもので、年賀状作れるかな? と考える時間も楽しいもの。

手作り年賀状の参考になれば嬉しいです♪


今回ご紹介したような作って楽しい、もらって嬉しい年賀状のアイデアは、11月22日発売の雑誌『Kiite!』12・1月号のP14~15「簡単にできるアイデア年賀状」に掲載させていただいています。

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『Kiite!』12・1月号
 
全国の郵便局で発売中!

よろしかったらお近くの郵便局でお手にとってみてください。

デザイン書道家小川翔月