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大阪豊中市で起業家のための「仕事に役立つプロフィール写真」を撮影している、フォトスタイリストの岡ひとみです。

来年は戌年ですね。愛犬の写真を年賀状に使おうと考えている方も多いのではないでしょうか? 今日はワンランク上の「ポストカードのようなオシャレ年賀状」にするために、ワンコを撮る簡単なポイントを5つご紹介します。


まず撮影シーンと撮影アングルのポイントについて。

ポイント1
犬の目線に合わせて低い位置から撮影する
人間の目線の高さで撮ると、犬の表情はうまく見えません。カメラを犬の目線に合わせて、ローポジションから撮ると犬の表情をとらえる事ができます。


ポイント2
犬が楽しく遊んでいる瞬間がシャッターチャンス
飼い主さんと遊んでいる姿や、他の犬と挨拶している瞬間など、自然な仕草の写真はまるで映画のワンシーンのよう。カメラ目線の写真だけでなく、愛犬が遊びで夢中になっている姿も撮ってみてくださいね。


ポイント3
公園や海など自然が多い場所がオススメ
室内より光が明るい屋外で撮りましょう。太陽の光は明るいので手ブレや被写体ブレがしにくく、写真の色もきれいです。また、撮影場所は色がきれいな芝生や海など、自然の多い場所がオススメです♪


それらを踏まえて撮影したのがこちらの写真です。
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大好きな飼い主さんとのシーンは犬も嬉しそうです。

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犬同士の挨拶のシーンは物語性のある写真になりますね。


お次は構図のポイントです。

ポイント4
トリミングで構図を整える
動いている犬を撮る場合、フレーム内に納めるだけけっこうたいへんです。また、画面の四隅に余計なものが写り込んでしまうことも。構図は最初からしっかり決めるのではなく、撮影の段階は少し広めに撮影しておいて、後からトリミングで構図を整える方が簡単です。

例えば、こちらの写真。
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走っている姿を撮ったのですが、少し躍動感に欠けると思いませんか? こちらをトリミングで構図を整えていきます。

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わざと上半身だけにして、走る方向に大きな空間を作りました。これだけで躍動感が出てきたと思いませんか? トリミングは簡単に写真の雰囲気が変わるのでオススメです。

トリミングは一部分を切り取って拡大するので、カメラの画像サイズと記録画質の設定は一番大きなものにしておきましょう。


ポイント5
アップより引きの写真を使う

愛犬家の方は、年賀状についかわいい顔のアップを使いたくなりますが、オシャレな年賀状写真を意識するなら愛犬を小さめに配置した写真を使いましょう。犬を写真の真ん中にしないで空間を広めに撮るとセンスのいい写真になります。

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この時、犬の目線の先に広い空間をとるのがポイントです。また、後ろ姿の写真もオシャレな印象を与えてくれますよ。

また、空間を広くとった写真は、文字も入れやすくなります。
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来年は戌年なので、愛犬を使ったオシャレな年賀状を作ってみませんか?


色々とポイントを書きましたが、ワンちゃんの集中力は短いので、お互いが楽しみながら撮るようにする事が一番のコツかもしれません。

楽しみながら素敵な写真を撮ってみてくださいね。

フォトスタイリスト 岡 ひとみ