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本日の担当は、和食器のwebショップ「うつわ 花咲み」店主の浦嶋直子です。
台湾のお土産といえば烏龍茶。
同じお茶の葉を発酵させずに作るのが緑茶、完全発酵させて作るのが紅茶なので、味わい的にはちょうど緑茶と紅茶の間くらいです。
左上から時計回りに代表的なものをご紹介しますね。
葉は丸まっていて、少し茶色がかっているものが多いです(最近は焙煎が軽めの緑色のものも増えています)。
高山烏龍茶が素材の味を楽しむお茶なら、凍頂烏龍茶は茶師さんの技術を楽しむお茶と捉えるとわかりやすいと思います。
甘い香りを出すためにわざとウンカという虫に葉を噛ませて作ります。葉っぱは少しよじれた形をしていて、白や茶色、黒っぽい茶葉などが混じっているのが特徴。
普通サイズのマグカップはだいたい容量が300mlくらいなので、茶葉は3g程度がおすすめです。
マグカップに熱湯を入れ、30秒くらいマグカップを温めます。
お湯を捨てたら茶葉を入れ、そこに間髪入れず沸騰したお湯を勢いよく注ぎます。
STEP3
小皿で蓋をして、1分程度蒸らせばできあがり。
高山烏龍茶や文山包種茶などの緑色で爽やかなタイプのものがおすすめです。
100mlのお水につき茶葉は1g(1リットルなら10g)がおすすめです。
台湾ではペットボトルのお水に茶葉を入れて持ち歩く方も多いそうですよ。
焙煎の香りがする凍頂烏龍茶、味の深い東方美人茶がおすすめ。また、高山烏龍茶も爽やかな風味がお好きな方にはおすすめです。
・茶葉 5~6g
STEP3
茶こしで漉して、お好みでお砂糖やはちみつを加えてできあがりです。
ミルクティーの烏龍茶は、爽やかな香りとコクのある味わいが美味しいので、オススメの飲み方です。
写真と文
浦嶋直子
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著:たかはし ようこ
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定価:1,404円
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本日の担当は、和食器のwebショップ「うつわ 花咲み」店主の浦嶋直子です。
今年のGWの海外旅行先ナンバーワンは台湾だったそうです。Klastylingをご覧の方の中で行かれた方も多いのではないでしょうか。
台湾のお土産といえば烏龍茶。
台湾でいただく烏龍茶はとても爽やかで、ペットボトルの烏龍茶とは全く違う味わいにハマる方も多いはず。
かく言う私も台湾の烏龍茶にハマったひとり。台湾への旅行中にはいくつものお茶屋さんを回って、お土産の烏龍茶探しを楽しんでいます。
ただ、現地で美味しいと感じた烏龍茶をおうちで淹れてみると、「なんだか違う…」という経験をした方もいらっしゃるのでは?
やっぱりあの小さな中国茶器がないと美味しく飲めないのか…と諦めるのはもったいないですよ。
中国茶器がなくても美味しく楽しめる飲み方を3種類ご紹介します。
烏龍茶の基礎知識
烏龍茶はお茶の葉を半発酵させて作られるお茶。
同じお茶の葉を発酵させずに作るのが緑茶、完全発酵させて作るのが紅茶なので、味わい的にはちょうど緑茶と紅茶の間くらいです。
台湾烏龍茶と一口に言ってもいろいろな種類があります。
左上から時計回りに代表的なものをご紹介しますね。
高山烏龍茶
海抜1000m以上の土地で作られた烏龍茶です。
阿里山烏龍茶、梨山烏龍茶などと呼ばれるものも高山烏龍茶のひとつ(写真は阿里山烏龍茶です)。
高山ではおいしいお茶になる条件が揃っているため、茶葉そのものの良さを活かすため発酵も焙煎も軽めのものが多いです。
そのため見た目もグリーンが強く、爽やかな味が楽しめます。茶葉が丸まっているのも特徴です。
凍頂烏龍茶
南投縣鹿谷郷の山腹で栽培されている烏龍茶です。
高山烏龍茶よりも発酵度が高くて焙煎が強めのものが多い印象。茶師さんの作り方(発酵や焙煎の程度)によって味は違うのですが、総じて味に厚みがあります。
葉は丸まっていて、少し茶色がかっているものが多いです(最近は焙煎が軽めの緑色のものも増えています)。
伝統的な作りのものは甘い香りと香ばしさが楽しめます。
高山烏龍茶が素材の味を楽しむお茶なら、凍頂烏龍茶は茶師さんの技術を楽しむお茶と捉えるとわかりやすいと思います。
東方美人茶
烏龍茶の中では最も発酵が強く、熟した果物のような独特の甘い香りが楽しめます。
甘い香りを出すためにわざとウンカという虫に葉を噛ませて作ります。葉っぱは少しよじれた形をしていて、白や茶色、黒っぽい茶葉などが混じっているのが特徴。
文山包種茶
台湾で作られている烏龍茶の中で最も発酵が軽く、緑茶のような爽やかさと花のような香りを楽しめます。
茶葉は少しよじれた形で、深い緑色をしています。
それでは、ここからは烏龍茶を手軽に楽しむ方法をご紹介します。
1 マグカップで淹れる
マグカップで入れる方法は、どの烏龍茶でも楽しめます。
烏龍茶は葉っぱが大きく広がるので、そのまま飲んでもお茶っ葉が口に入って飲みにくいということはあまりありません。
<用意するもの>
・マグカップ
・茶葉
・お湯
・あれば小皿
・マグカップ
・茶葉
・お湯
・あれば小皿
普通サイズのマグカップはだいたい容量が300mlくらいなので、茶葉は3g程度がおすすめです。
STEP1
マグカップに熱湯を入れ、30秒くらいマグカップを温めます。
おうちで淹れた烏龍茶が美味しくないと感じるいちばんの原因は温度です。高い温度で淹れると香りが引き出されてとてもおいしくいただけるので、このひと手間は惜しまないでください。
STEP2
お湯を捨てたら茶葉を入れ、そこに間髪入れず沸騰したお湯を勢いよく注ぎます。
茶芸ではよく「1煎目は捨てる」と言われることもあるのですが、私の印象では茶葉に自信のあるお茶屋さんでは必ず「うちのは1煎めも捨てずに飲んで。」と言われました。
高山ではそもそも農薬を使う必要がなかったり、東方美人茶は製法の特色上、農薬を使わないので、個人的には1煎めも捨てる必要はないと思っています。
お店で「1煎目は捨てて。」とすすめられた場合や気になる場合は、ほんの少しお湯を注いですぐに捨て、その後またお湯を注いでください。
STEP3
小皿で蓋をして、1分程度蒸らせばできあがり。
お茶が減ったらお湯を足しながら楽しめます。味が薄くなったな。と思ったら、ちょっと茶葉を足すのもOKです。
これならオフィスでも手軽に楽しめますね。
2 水出しで楽しむ
高山烏龍茶や文山包種茶などの緑色で爽やかなタイプのものがおすすめです。
作り方は簡単。ボトルに茶葉を入れ、お水を注ぎます。12時間~24時間冷蔵庫に置いておくだけで、できあがり。
文山包種茶は12時間、丸まっている烏龍茶はほぐれるのに時間がかかるので24時間が理想です。
100mlのお水につき茶葉は1g(1リットルなら10g)がおすすめです。
台湾ではペットボトルのお水に茶葉を入れて持ち歩く方も多いそうですよ。
3 ミルクティーで楽しむ
焙煎の香りがする凍頂烏龍茶、味の深い東方美人茶がおすすめ。また、高山烏龍茶も爽やかな風味がお好きな方にはおすすめです。
<用意するもの> 2杯分
・茶葉 5~6g
・お湯 100ml
・牛乳 300ml
・砂糖 お好みで
STEP1
鍋でお湯を沸かして茶葉を入れ、蓋をして1分待ち茶葉を開かせます。
鍋でお湯を沸かして茶葉を入れ、蓋をして1分待ち茶葉を開かせます。
その後中火にかけて2、3分煮出します。
STEP2
牛乳を注ぎ入れ、弱火にかけて鍋のフチが少しふつふつとしてきたら火から下ろします。
牛乳を注ぎ入れ、弱火にかけて鍋のフチが少しふつふつとしてきたら火から下ろします。
加熱しすぎると表面に膜が張ったり風味が落ちるので注意してくださいね。
STEP3
茶こしで漉して、お好みでお砂糖やはちみつを加えてできあがりです。
ミルクティーの烏龍茶は、爽やかな香りとコクのある味わいが美味しいので、オススメの飲み方です。
淹れるのが難しいと思われがちな烏龍茶ですが、ちょっとの工夫で気軽に楽しめます。飲みながら旅行の思い出に浸るのも素敵ですね。
お家にある器で、台湾烏龍茶の味を楽しんでくださいね。
写真と文
浦嶋直子
HP:「うつわ 花咲み」
https://www.hana-emi.net/html/
blog 「コックしろのおうちで簡単ビストロレシピ」
https://ameblo.jp/cookshiro
Instagram @nao_shirosan
https://www.instagram.com/nao_shirosan/
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