藍染め 藍 
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藍の葉がどんどん成長する時期(7月~9月頃)、摘み取った葉を使って染める生葉染めを楽しむ事ができます。


葉を発酵させて染める「藍染め」と違って、「生葉染め」の特徴は、①涼しげなブルー②作業がとっても簡単! という事です。

最近では自宅で藍を栽培して、生葉で染めることを楽しむ人たちも増えているそうです。自宅で簡単にできる「藍の生葉染め」をご紹介します。

「藍の生葉染め」の方法

作業工程のイメージは、藍の葉でスムージーを作る要領で染め液を作り、シルクのスカーフやハンカチを染める、という感じです。

 まずメインの材料である「藍」について紹介をしますね。

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こちらの写真が、「蓼藍(たであい)」。藍染めに使われている植物です。

私はアパートに住んでいるので、日当たりの良いベランダにプランターで育てています。

5月連休に種をまき、高さが30センチ程に成長しました。

地面から5cmぐらいのところで刈り取り、葉のみを生葉染めに使います。

刈り取っても夏の間はどんどん成長します。

今回は 葉のみで100グラム 準備しました。

 
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藍の生葉染めに適した素材は、シルク、ウール、(レーヨン)です。

大きさは、ハンカチやスカーフのような小さなものが染めやすいと思います。

今回は45cm四方のスカーフを用意しました。

染める前に一度お湯で洗っておきます。

 
<用意するもの>
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・ミキサー (1リットルサイズ)
・洗面器またはバケツ 2個 (染め用と酸化用)
・目の細かい洗濯ネット
・手袋 (害はないですが、手が染まります)

・水
 ※ミキサーにかける用、染め用、そして酸化用で、約2~3リットルぐらい。
 ※酸化用の水は、使うたびに入れかえます。

*酸化について* 
藍染めは酸素に触れる事で発色していきます。水の中の酸素に反応し色づいていきます。


作業の流れ 
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手際よく作業を行うため、作業の流れのイメージです。

作業1. ミキサーにかける
作業2.染める
作業3.水で酸化させる

一度葉をミキサーにかけると、染め液がどんどん酸化していきます。酸化すると染まりが悪くなっていくので、「手早く作業!」が大事です。

作業2と3は、4回ほど繰り返して染めていきます。

では、実際の作業をしてみましょう♪

 
STEP1
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葉をミキサーに入れ、水を適宜入れます。

ミキサーの隣に染め用の洗面器、そしてその中に洗濯ネットの口をあけておいておきます。

 
STEP2
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ミキサーのスイッチを入れます。スムージーのように、または青汁のようになればOKです。

ここからは、迷うことなくどんどん作業を進めていってください!


 STEP3
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洗濯ネットの中に液を入れます。染め液のみが洗面器に流れ出ます。


STEP4 
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洗濯ネットを絞って染め液を作ります。洗濯ネットは取り出します。

 
STEP5
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染めます。

①染め液に浸しているところ
②ハンカチが染め液にしっかりと浸けて、全体に染め液がゆきわたるようにゆらゆらとさせながら染めます(2分)。
③しっかり絞ります。
④水の中に入れます。
⑤生地全体が水に触れて酸化するよう動かします(2分)。
⑥しっかりと絞り、①の工程に戻ります。

この工程を4回程繰り返します。

それ以上行っても液が酸化して染まりません。酸化用の水はそのたびに入れかえます。

色の変化をもっとも楽しむ事が出来るのが、1回目の工程です。
(使用した道具類は、すぐに洗ってくださいね。放置すると色がとれなくなってしまうかもしれません。)

 
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陰干しして(写真右)、低温でアイロンがけすれば、「藍の生葉染め」の完成です。

涼しげなこの色は 浅葱色(あさぎいろ)と呼ばれています。

昨年生葉染めしたストールを一緒に干しました。

生葉染めは、通常の藍染めと違い色が褪せていくのですが、まだきれいな色が残っています。

同じシルクでもメーカーによって、またシルクにレーヨンが入っているものや模様によって染まり具合が違ってくるので 面白いです。

ひもで縛ったり、ビー玉を入れたりして模様をつけるのも楽しいですね。


藍染め 藍 
機会がありましたら、ぜひお試しください。

 写真と文

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