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おはようございます。Klastyling「暮らす+スタイリング」を読んでくださりありがとうございます。

窪田千紘とフォトスタイリストアソシエイションメンバーで、毎日の暮らしがHappyになる情報をお伝えしています。

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本日、デザイン書家の小川翔月さんの初著書『墨でモノトーン雑貨』が発売されます。

墨でモノトーン雑貨 100均グッズをおしゃれにアレンジ [ 小川翔月 ]
墨でモノトーン雑貨 100均グッズをおしゃれにアレンジ [ 小川翔月 ]

今日は、小川翔月さんに書籍化を実現するまでのお話を伺いました。 

『墨でモノトーン雑貨』ができるまで

◆ご自身の自己紹介をお願いします。
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デザイン書家、フォトスタイリストの小川翔月です。普段は、一般企業でフルタイムで働く会社員。
就業後や週末時間を利用して、命名書やインテリア書、筆文字ロゴ等のオーダー作品を制作しています。

よく本業はデザイン関係のお仕事ですか? と聞かれるのですが、デザインのデの字も感じられない異業種の仕事です。また、読者数14万人超えの人気ブログ「インテリアと暮らしのヒント」のメンバーでもあります。

◆書道はいつからはじめましたか?
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小学校入学と同時に始めました。通っていた幼稚園に書道教室があったので、幼稚園から高校生まで通い、多くの方が経験されているような「きれいな字」を学んできました。

その後、進学や就職の度に別の書道会に入り直し、飛び級はあるものの毎回「初級」から始めるという切ない時間を経て、師範を取得。転職で関東に来てからは、インテリア書とデザイン書道に出会い、創作を中心に活動し始めました。

◆フォトスタイリングを知ったきっかけ、習おうと思ったきっかけは?
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命名書やインテリア書を制作し始めて、自己流で写真を撮っていたのですが、自宅に遊びに来て作品を見た友人からの一言がきっかけです。

「写真ヒドイね」と(笑)

もちろん自覚はあったのですが、さすがに効きました。その友人がフォトスタイリングのエッセンス講座に通っていて勧められました。

◆フォトスタイリングを習う前、写真は撮っていましたか?
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夫の友人のカメラ好きな人にお下がりの一眼レフを貰い、自己流で撮っていました。

カメラの機能も何も全然分かってないのに、当時は本を読んでもいまいち分からなくて、ピントは合わないし、時には真っ暗。オートなのに何でピント合わないんだろう…と不思議でした。

◆フォトスタイリングを学んで良かったと思うことは?
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これは3つあります。

まず1つ目は、書籍にも使えるような写真が撮れるようになっていたこと。いつの間にか、すごいスキルを身につけていたようで、自分でもビックリしています。

2つ目は、「幅」が広がったこと。私に何ができるかな? を模索していたら、どんどん作品の幅が広がり、PCスキルも上達していました。

3つ目は、友人や先輩に出会えたこと。特に、2級からずっと苦楽を共にしてきた同期と出会えていなかったら、度々目の前に現れた「壁」を乗り越えることはできなかったし、続けることもできなかったと思います。

◆書籍化プロジェクトに参加しようと思ったきっかけは?
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1級を終えてクリエイティブに進み、インテリア書の企画をKlastylingに掲載いただいてましたが、あっという間に行き詰まり、同時期に開催されていた「好きを仕事にしている女性にどのようにしてきたかを聞こう!」講座に参加してブランディングを詰めていました。

講座が終わる頃になってもモヤモヤっとしたものが残っていて、もう一歩踏み切れない時に書籍化プロジェクトが始まりました。特に書籍化を限定的に目指していた訳ではなく、どちらかというと、ブランディングで行き詰まっていた時期でもあったので「来た波には乗る」というスタンスで参加しました。

◆書籍化プロジェクトに参加してから、出版までどのくらいの時間がかかりましたか?
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書籍化プロジェクトがに参加して、コンテンツを作り始めたのは2015年9月です。約1年間、コンテンツを作り続けて、翌年の8月に出版社の方々の前でプレゼンテーションをしました。

この間、出版社から問い合わせがあって、社内企画書用に新しいコンテンツを制作して提出することもありました。フォトスタイリング協会本部の方では、BOOKと呼ばれるコンテンツの見本誌をいろんな出版社に売り込んで下さっていました。時々、進展があることは伺ってましたが、書籍化はなかなか決まらず…。

2018年5月に書道の仕事として、年賀状用の筆文字制作の依頼が出版社から来ました。よくCDやDVDが付属されている年賀状本の筆文字制作です。

初めてご縁いただいた出版社だったのでHPを見てみると「企画募集」の文字が飛び込んで来ました。
デザイン系、美術・書道系の書籍を多く扱う出版社だったので、何か引っかかるかも! と企画書の提出フローを質問しました。

発行の現実に至る確率は低いですが…との回答だったのですが、筆文字の納品ついでにプレゼン大会で作成した企画書とBOOKを送ってみました。本当についでな感じで、納品データと一緒にメール添付で提出しました。

数日後、会議にかけてくださる旨の連絡を受け、6月に出版の方向で話を詰めていくことが決まりました。

ご自身の本の出版が決まった時の感想は? 
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やっと決まった! と思ったものの、翌年の発行だったので、本の内容もはっきり決まってなくて追加アイテムも定まらず、少々不安でした。

◆決まってから苦労したこと・大変だったことは?
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本格的に制作が始まってからの追加撮影・追加アイテムの作成です。

担当の編集さんとは常にメールでのやりとりだったのですが、アイテムと使う道具、デザイン、制作の難易度などの認識を一致させるのが大変でした。

一体、何を作ればいいのだろう?と。平日はフルタイムで仕事をしているので、本の制作に使える時間は週末のみなんです。週末に撮影するため、平日のうちに材料や道具の手配、試作を済ませて、編集さんとは平日の朝昼晩とこまめにメールで質問することも多かったです。

撮影できる時間が限られているので、バリエーションを多めに撮っておいて、イメージに合う写真を選んで貰うようにしました。

◆書籍化プロジェクトに参加した感想を教えてください。 
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毎月ミーティングで企画の内容を決めていくのですが、「自分がやりたいこと」「自分ができること」「人のお役に立てること」このはざまで、もがき苦しみました。

藤岡編集長に “墨と手書きのアーティスト” になればいいのよ、とアドバイスいただいて、「書」に固執していた自分の殻を破ることができました。

◆墨で作るアイテムはいつごろから作り始めていましたか?
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命名書やインテリア書などの「筆文字」モノは、書籍化プロジェクトに参加する前から裏打ちから表装まで自分で制作していました。

筆文字以外のアイテムは、プロジェクトに参加してから作るようになりました。
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表装も独学でたくさん失敗と練習を繰り返して自分でできるようになっていたせいか、作れそうだな、という根拠のない自信はありました。
 
◆企画の方向性を決めるのがみんな苦労しています。ご自身の方向性はいつごろ決まりましたか?
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正直なところ、企画内容をハッキリと自覚したのはプレゼンの資料を作成している段階だったように思います。

私は考え始めると止まって動けないタイプなので、藤岡編集長や窪田先生にいただいたヒントを元にただ「作る」ことに専念することで段々とやることが見えて来ました。

◆アイテムのアイデアはどんなことから生まれていますか?
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『墨でモノトーン雑貨』より

ショップのアイテムが多いです。これ作れそうだな〜と。
あれこれ作ってるうちに、これ小川さん作れそうじゃ? とアイデアいただくこともありました。作れそうだなと思っても、1回でできるとは限りませんが、探求心が強いようで、失敗しながら作っているので、成功するコツも発見できて一石二鳥です。

◆振り返るとなにが一番大変でしたか?
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時間の使い方です。
平日はフルタイムの会社勤めで通勤も1時間半かかるので、ほぼ撮影時間は取れませんでした。撮影できるのは週末のみ、というプレッシャーは凄かったです。

おまけに、インテリアと暮らしのヒントのコンテンツも火曜日の担当なので、こちらも週末撮影。日曜の16時にヒントどうしよう…と思うことも1度や2度ではありません(笑)

仕事も残業しないように調整していたのですが、4月に異動辞令が出て新しい仕事も引き継いでいたので、昼も夜も必死でした。平日も週末もこんな綱渡り状態でよくやれたなという感じですが、書籍化プロジェクトで幅広くネタを作っていたからこそ、間に合ったと実感しています。

◆今後やってみたい目標などありますか?
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小さい頃習字習ってたのよ、という方は結構いらっしゃって。そういう方は、今でもすんなり筆書きできると思うのですが、意外と筆を持つハードルが高いような気がします。

自分で書いて作った作品を飾ったり使ったり、、そんな、私にしかできないワークショップをしてみようかなと思っています。

ご希望の方いらしたら、お気軽に連絡いただければと思います^^

◆ありがとうございました! 

本日発売の『墨でモノトーン雑貨』は、モノトーン好き、インテリア好き、クラフト好きな方が、見ても作っても楽しめる内容となっています。 

ぜひ、お手にとってみてくださいね。 

墨でモノトーン雑貨 100均グッズをおしゃれにアレンジ [ 小川翔月 ]
墨でモノトーン雑貨 100均グッズをおしゃれにアレンジ [ 小川翔月 ]

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