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おはようございます。Klastyling「暮らす+スタイリング」を読んでくださりありがとうございます。

窪田千紘とフォトスタイリストアソシエイションメンバーで、毎日の暮らしがHappyになる情報をお伝えしています。

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本日の担当は、岸和田を中心に活動するユニット「photo labo 関西」です。
メンバーはフォトスタイリングクリエイターの細川恵松井ゆり、そして、フォトスタイスト・フードスタイリストの川崎利栄の3名です。



新型コロナウイルスの自粛期間中、気分転換と運動不足の解消にウオーキングを始め、ウォーキングのついでに地域の避難場所の確認をしてみることにしました。

歩いていると普段は気づかないこともあり地元の学校や図書館でよく似たマークを見かけたので、違いを調べてみました。


以下のの2つのマークは「避難場所(左)」と「避難所(右)」です。

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一見、似たように見えますが、調べて見るとまったく違う機能のばしょだということがわかりました。


身を守るための「避難場所」
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地域住民が避難生活をするための「避難所」
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より詳しく違いを確認していきたいと思います。


避難場所(広域避難場所、緊急避難場所)とは?
「広域避難場所」や「緊急避難場所」と呼ばれています。
「広域避難場所」とは災害時、地域全体が危険になったときに身を守るために避難する場所です。

大きな公園や緑地などの屋外が広域避難場所として設定されています。
一時的に避難することを想定しているため、飲料水や食料の備蓄はされていません。

こちらが実際の学校の校庭にある避難場所のマークです。

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避難所(収容避難場所、指定緊急避難場所)とは?
収容避難場所とは広域避難場所と同様、身を守るために避難する場所です。
災害対策基本法に用語が定められ、指定緊急避難場所と呼ばれています。

避難所は災害で住む家を失った人が、一時的な避難生活を送るための場所です。
そこで生活を送る必要があるため屋内の公民館や小・中学校に設定されており、食料や水、毛布などの備蓄をするための防災倉庫が併設されトイレなどの施設があります。

 

大阪府岸和田市では災害時のために防災機能をもった公園があります。
普段は地元住民が憩える公園として、災害時には防災拠点としての公園となります。

公園の防災機能とはこのようなものです。

<ベンチかまど>
普段は公園の景観を損なわないベンチとして利用でき、災害時は座面を外して炊き出しのできるかまどとして使用します。

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(上記図は岸和田市より提供)

かまどが使えたら暖が取れたり温かい食事ができ、災害直後に活躍が期待される便利な防災アイテムです。

このベンチかまどは、阪神大震災や東日本大震災を教訓に全国に普及しています。
また自治体の公園だけでなく民間マンションの敷地などにも設けられる例も増えているようです。




<災害用トイレ>
災害トイレはマンホール型のトイレです。

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(上記写真は岸和田市より提供)


災害時は食事の確保だけでなく、トイレ問題が大きな問題となっています。
排泄を我慢するために飲食制限をし健康被害の事例が報告されています。
トイレ対策の重要性が認識され、岸和田の中島池公園では8基の仮設トイレが設置可能です。



<テント>
普段は休憩場として使用し、災害時はテントを設置して利用します。雨風を凌ぐとこともできます。

災害時には収納縁台からテントシートを取出し、テントシートを囲うことで救護室や倉庫に変わります。支援拠点や救援物資の仕分け場にもなり災害時には多目的な利用が可能です。

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(上記図は岸和田市より提供)


<備蓄倉庫、ソーラー照明>
備蓄倉庫は避難生活に必要な物品等を備蓄することを目的として設置されています。
防災倉庫の中身は地域ごとの環境により多少違うようですが、備蓄食料・水、発電機、救急箱、救助工具、毛布、懐中電灯、ラジオなどが備蓄されています。

ソーラー照明は停電時でも点灯し、災害時には公園の目印にもなります。

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<ハザードマップ>
岸和田市内のハザードマップです。
災害時は防災用総合案内板として利用します。

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このハザードマップには
①「避難時の持ち物」「避難時要注意個所」
②「大雨、洪水に関する注意報・警報について」
③「避難時の心得」
④「情報の伝達経路」など
災害時に役立つたくさんの情報が書かれています。

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みなさんの市町村でもこのような防災機能を備えた公園や広場があると思います。
この機会に防災機能を備えた公園や広場を確認してみませんか。


内閣官房 国民保護ポータルサイトでは、都道府県ごとの避難場所、避難所のリストを確認することができます。

内閣官房 国民保護ポータルサイト


各市町村では、あらかじめ災害時の避難場所を定めています。
いざというときに慌てないように自宅と職場近くにある避難場所と安全経路の確認をしておいてはいかがでしょうか。

最後にこちらが国土交通省国土地理院の地図記号です。

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突然の災害で家族が離れてしまった場合でも避難場所を決めておけば安心です。
避難勧告や避難指示が出たときには、慌てずに避難場所に移動できるよう市町村のホームページなどで確認しておきましょう。
ご自身との大切な人の命を守るためにもご自宅近くの避難場所についてぜひ調べてみてください。


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■収縮式ヘルメット オサメット■
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コンパクトサイズなのが特徴の防災用ヘルメット「オサメット」。

普段はA4サイズ、厚さ約4.5cmで保管できます。
本棚、靴箱、机の引き出しなど家族分揃えての備蓄も場所をとりません。
通常のヘルメットは非常袋にも入りませんがこのオサメットは非常袋に入れることができます。
かぶり方も簡単な2ステップです。

4段の蛇腹形状のため折りたたんだ状態で頭に置いて、そのままヒモを押し下げてかぶります。
そのため、素早く行動をおこすことができます。

見た目だけでなく、保護帽の規格にも合格し防災用ヘルメットとして安全性は保障されています。
かさ張らず部屋のインテリアも損なうことなく備蓄できるオサメットを大切な家族を守るために
防災用品のひとつに加えてみませんか。

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photo labo 関西の「note」ができました!
災害に役立つ情報をまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。
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写真と文 
photo labo 関西
文・撮影 細川恵 松井ゆり


Instagram@yuri.indigo

川崎利栄「リエせんせい」
フォトスタイリスト、フードスタイリスト
Instagramrie_foodstyle


★photo labo 関西の防災に役立つ記事★
⇒何個必要?災害時の携帯トイレは災害備蓄の必需品!

⇒【防災学習】夏休みに!家族で学ぶ防災体験~大阪「あべのタスカル」



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