♦♦♦ 暑さに強いテッポウユリの夏アレンジ

♦♦♦ ガラスの器に投げ入れて爽やかアレンジ

♦♦♦ ドーム状の簡単ブーケアレンジ


暑さに強いユリは、夏に飾る花の定番です。 
 
なかでもテッポウユリは、
シンプルな花姿がより涼しさを感じさてくれます。 
 
テッポウユリは日本の南西諸島、
九州南部などが原産のユリ。
ラッパのような筒型の花が、横向きに咲きます。 
 
19世紀、シーボルトによって欧米にもたらされ、
その可憐な花姿がたいへんな人気となったそう。 
 
以後、イースター・リリーと呼ばれるようになり、
『純潔』を表す聖母マリアの花として愛されています。
日本でも、「歩く姿はユリの花」と言われるように、
美しい女性の象徴になっています。


ガラスの器で投げ入れアレンジ

 

大きめなガラスの花器を使って、
投げ入れでアレンジをします。 
 
テッポウユリ 10本
ドラセナ  5本
オリエンタルリリー(シベリア) 5本 
 
器に入る部分は、葉を全て落として、
水が濁らないようにします。 
 
放射状に花を入れていきますが、
ガラスなので、できるだけ足元をきれいにしておきます。 
 
 
 
水の量は、器の3分の1くらいでOK。 
 
ユリは水揚げが良い花なので、
器に一杯入れなくても大丈夫。 
 
こまめに水を取り替えるのが
ポイントです。


ドーム状のブーケアレンジ

 

テッポウユリは、ラッパ状に咲いた花なので、
花首をきゅっとまとめて束ねると、
半ドーム型のブーケになります。 
 
 
小さなブーケを作って葉を巻いた
ガラスの器に入れるだけで、
簡単なアレンジができます。 
 
 
テッポウユリ 10本
ドナセラ 葉7~8枚 



普通の筒状のガラスの器の内側に、
ドラセナの葉を巻きます。 
 
同じ方向にらせん状に巻いていきます。 
 
少し葉が濡れていると、ガラスの面にくっつきやすく、
作業がやりやすくなります。
 
もっとすらりと細い器であれば、
ユリは3~4本に。
スタイリッシュなアレンジになります。


柄のある花器に活ける

 


テッポウユリのシンプルな花姿は、
ガラスの器だけではなく、
色柄のある花器にもとてもよく映えます。 
 
テッポウユリ 7本 
 
大柄な花器には、
大きな花を活けるのがおすすめ。
 
花器の色柄がテッポウユリの
美しさをひきたててくれます。 
 
 
 
フォトスタイリング&撮影
フラワーデザイナー 海野美規
http://petitsalonmilou.net/