◆◆◆ シンガポールの中秋節は旧正月に継ぐお祭り

◆◆◆ 中秋節に欠かせない生タイプの月餅「スノースキン・ムーンケーキ」

◆◆◆ 味も色もさまざま、期間限定の楽しいお菓子


 

◇中秋節には生タイプの月餅「スノースキン・ムーンケーキ」が人気!

シンガポール総人口の約74%が、中国系民族で占めています。

中秋節「Mid-Autumn Festival」は、中国系民族の多いシンガポールでは、旧正月「Chinese New Year」に次ぐ、大きなお祭りです。チャイナタウンでは、中秋節のシンボルであるランタンが飾られて、盛大にお祝いをします。

中秋節(今年は9月22日)には、家族が集まり、月を愛でながら、秋の収穫に感謝する日。ここに欠かせないのが「月餅・Moon Cake」なのです。

シンガポールでは、伝統的なベイクドタイプの月餅の他、生タイプ(スノースキンと言う)のムーンケーキに人気があります。

ムーンケーキは家庭で食べるだけではなく、日頃お世話になっている方へのギフト、日本でいえばお中元・お歳暮にあたるもののため、ホテルやレストラン、お菓子屋さんはもちろん、 人気カフェなどもこぞって今年のムーンケーキを発売します。
デパートの特別催事場は、月餅・ムーンケーキ売り場となっています。

期間限定、シンガポールのスノースキン・ムーンケーキをご紹介します。


◇味もカラーもいろいろ・・・何でもありのシンガポール気質


こちらは、ラッフルズ・ホテルのシャンパン・トリュフ&ガナシュ。

生地にはシャンパンの風味がたっぷり。

中は、ベイクドタイプの月餅の中に入っているダックのタマゴのように、トリュフが丸ごと入っています。
 


グッドウッドパーク・ホテルのアップル・キャラメル。

グリーンアップルをキャラメりゼしたものと
グリーンアップルのピューレが入った
ムーンケーキです。

その他、ドリアン、マンゴーなど、トロピカルフルーツのフレーバーや、チョコレート、チーズなど、色も味もさまざまのムーンケーキ。

なんでもありのムーンケーキは、いかにもシンガポールらしいところ。
古くから伝わる季節の行事を現代風にアレンジしてしまうシンガポール気質を感じます。

スノースキンタイプのムーンケーキは、
中秋節のこの時期だけ売り出されるお菓子です。
日持ちしないので、この季節にシンガポールに訪れる機会がありましたら、是非試してみてはいかがでしょうか。

参考 AsiaCuisine

フォトスタイリング&撮影
フラワー&フォトスタイリスト 海野美規