◆◆◆好みの茶葉にスパイス&ハーブを加えて作る
◆◆◆世界にたったひとつのウィンターティー
◆◆◆風雅な香りが心のすみずみまで満ちていきます
今日はどのブレンドにしようかな。
お店で売られているものを選ぶのも楽しいけれど
自分の好みで世界にひとつだけの紅茶を作れたら
もっと素敵だと思いませんか?
茶葉にハーブやスパイスを加えるだけ、
ちっとも難しくはないんです。
作ったら1週間以上熟成させて
紅茶の茶葉とスパイスの香りが馴染むのを待ちます。
これがおいしさの秘訣。
どんな香りになるか「待つ」楽しみと
熟成したらどんな香りになったか「味わう」楽しみ。
2度楽しめるのもオリジナルティーならではです。
まず、ベースになる紅茶を作りましょう。ベースの紅茶をもとに、
2種類のウィンターティーをつくります。
【ベースの紅茶 レシピ】
★作りやすい分量
紅茶(ニルギリなどオーソドックスな香りの紅茶)・・・25g
シナモンスティック・・・・・・・・・・・・・・・・1/2本
クローブ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5個
25gの紅茶に対してスパイスやハーブは小さじ2~3くらいがちょうど良いバランスです。
【スパイスについての小さなお話】
スパイスは、冷蔵庫がなかった時代には東方のマジックパワーのある宝物と考えられていました。その理由は、貴重な肉が腐るのを遅らせたためです。つまり、スパイスはいまでいう保存料の役割をしていたのです。また、「不思議な力を秘めた宝もの」であるがゆえに、クリスマスにはなくてはならないものになりました。
スパイスは秋の実りを乾燥させて作ったドライフルーツと共にパイやケーキに焼きこんで使われることから、西洋の冬を象徴する香りとなっています。
【ウィンターティー NO.1】
「クリスマスの赤をイメージした紅茶」
赤は愛、灯り、リンゴなどの赤い実、キリストの血、ベツレヘムの赤い星などを表現しています。ローズの優雅な雰囲気のなかに、
キラリと雪が輝いています。
【レシピ】
ベースの紅茶に、ローズ、ハイビスカス、
ローズヒップ、アラザンを加えます。
★アラアンは雪のイメージ。アラザンがない場合はココナッツファインでも雪のイメージになります。
【ウィンターティー NO.2】
「オレンジポマンダーやキャンドルの灯りをイメージした紅茶」
【レシピ】
ベースの紅茶に、レモンピール、オレンジピール、マリーゴールド、レモングラス、
カモミールを加えます。
灯りの色を強調するために加えた
マリーゴールドが鮮やかです。
★出来た紅茶は、密閉して1週間以上、
置いてください。
★そのほか「もみの木」をイメージして、ポワブルロゼというスパイスとローズマリーを合わせても素敵。
リンゴとカモミールなど相性のよい組み合わせを入れるのもおすすめです。
さあ、クリスマスケーキを囲んで、世界にひとつだけの紅茶を味わいましょう。
フォトスタイリング&撮影
ティ—コーディネイター
中国茶・紅茶教室
サロン ド シャンティ主宰 磯部優子
http://sdshanti.exblog.jp/