◆◆◆夏の朝、陽の光の中で開く花
◆◆◆清廉で典雅なロータス・フラワーを
◆◆◆たくさん集めてブーケをつくりましょう


朝日が差し始めるころ、
大きな葉に囲まれながら
水面からすーっと伸びた花が
光を浴びてそっと花弁を広げます。

お釈迦様の花とされる蓮は仏教の
伝来と共に日本に入ってきました。

その典雅な美しさを見るために、
蓮池や蓮沼を早朝に訪れる人もいます。

早朝に開いた蓮の花は、
お昼頃には閉じてしまいます。

花の開閉は3回繰り返され、4日目には
花びらが散ってしまうそうです。

かつては水辺の花だった蓮ですが、今ではお花屋さんで購入することができます。
ちょっぴり贅沢にたくさんの蓮の花をブーケにしてみました。

蓮の花は「蓮華」とも呼ばれ、仏教の経典にも出てきます。

「れんげ」といえば、中華料理をいただくときのスプーン。
「レンゲ」とも「ちりレンゲ」ともいいますが、
その名の通り、散った蓮の花弁に似ているからという説があります。

インド、ベトナム、スリランカの国花にもされているほど
アジアで古く愛されてきた蓮の花。
仏教のみならずヒンドゥー教の神話などにも登場します。


蓮の花は、硬いつぼみの状態で売られています。
そこで、花びらを一枚一枚折りたたんで、咲かせた状態にしてあげます。

折りたたんだ花びらはこのような状態になります。

いくつか咲かせた状態でブーケにしてみましょう。
ブーケを蓮の葉で包みました。


仏教圏で愛されてきた花だけあって
アジアンテイストとぴったり。
エキゾチックな雰囲気を楽しみましょう。

フォトスタイリング&撮影

フラワー&フォトスタイリスト
海野美規
http://blog.goo.ne.jp/petitpeumilou/