◆◆◆作品との素敵な出会いのために
◆◆◆アートに魅せられた人たちに
◆◆◆心奪われる理由を教えていただきましょう


アートに魅了されてギャラリーでの仕事を選んだギャラリスト。
どうして心を掴まれるのでしょうか。
2011年6月に2周年を迎えた大阪、淀川沿いに佇む写真作品を中心としたギャラリーBloomGallery
のディレクター、窪山洋子さんにアートに魅了される理由を教えていただきました。
◆Episode「恋するように・・・」
「アート作品には作家の内面が出るんです」
そう窪山さんはいいます。
「ひとつひとつの作品を見ていると、
その人の内面や考えていることが垣間見えて・・・。
個展の時には、そんな作品が20点以上集まってギャラリーの壁一面を埋めます。
そんな空間に身を置いていると自然と作家の世界観を体感することができるんです」
「写真を撮る行為自体は誰にでもできること。
それなのに目に留まる作品は、その圧倒的な存在に心動かされ、感情が揺さぶられて釘付けにされてしまう。
実際に作家ご本人にお会いしてみると、その作品の持つ魅力は、実は作家本人の魅力そのものだなとも感じて・・・。
最終的にはその人を好きになるような感覚ですね」
窪山さんが作品に魅了される時は、見た瞬間、目が離せなくなる場合もあればなんとなく気になって何度も見ているうちに最初は気づかなかった奥深い作家の思いがだんだんと見えてきて、じわじわとハマっていくそんなパターンもあるようです。
そして、一度心を奪われてしまうと、たくさんの作品の中にあってもすぐに意中の人の作品を見つけ出すことができるようになるのだとか。

窪山さんにとってそんな体験ができることが何よりも心掴まれる「アートの魅力」なのです。
アートとの出会いは、人との出会いに似ているのかもしれません一度見ただけで心を奪われてしまう一目惚れもあれば、なんとなく気になって見ているうちに、共感したり、反対に自分にはない考え方に惹かれたりして気づけば目が離せなくなっている、なんてこともあります。そして、たくさんの人の中にいても、意中の人は、不思議とすぐに見つけられるもの。
誰かに恋する場合、同時にたくさんの人に惹かれるのは少々問題があるけど、アートなら別。
「この作家の作品も素敵だし、こっちの作家も好き!」
なんて、アートを前に心惑わされる時間は、間違いなく幸せなひととき。

あなたも意中のアートとの出逢いを求めて出かけてみませんか?
まったく予想外の作品に理屈でなく心奪われてしまうこともあれば、
気になっていた作品と対面して、「好き」が確信に変わる瞬間もあることでしょう。
ともあれ、おでかけしなくちゃ始まりません。
初めての人なら、できるだけたくさんの作品に出会える大規模なアートイベントや、
取扱作家の作品が一堂に会するギャラリーのコレクション展から始めてみるのがおすすめです。
自分が好きと感じる作品のポイントを探るのも楽しいもの。好きな作品が見つかったら次はその作家の作品展に出かけたり
「こんな作品が好きなんだけど」
と気軽にギャラリストに相談しておすすめの作家を教えてもらうのもいいですね。
ちなみに、今回取材させていただいた BloomGallery
では BAITEN collectionと題してこれまで注目して取り扱ってきた写真作家の作品を中心に数名の新作を加えた200点以上の小作品を集めたコレクション展を行います。
期間は2011年12月7日~25日。
もしかしたらクリスマスの素敵な出逢いになるかも?!恋するようなアートとの出逢いを求めておしゃれしてお出かけしてみませんか?

取材協力

〒532−0025 大阪市淀川区新北野1−11−23 ハイム北野B103

フォトスタイリング&撮影
もっと美しく、そして自分らしく 暮らすためのアートへの入口 entrada(エントラーダ)