◆◆◆桃の節句に欠かせない枝桃と
◆◆◆春のお花をちりばめて
◆◆◆かわいいひな祭りアレンジです


旧暦では3月が桃の開花期。
ひな祭りは「桃の節句」ともいい桃の花を飾ったり桃酒をいただく習慣があります。
桃は邪気を祓い長寿をもたらす霊木と信じられたほかたくさんの実をつけることから子宝に恵まれるなど縁起のよい木とされていました。
女の子の健やかな成長を願う心を重ね合わせたのもそのためだったのですね。
ひな祭りの歴史は古く、
起源は中国までさかのぼります。
日本に入ってきたのは、
約千年前の平安時代中期。
3月3日を「上巳の祓い」といって
身に降りかかる災いや穢れを紙の人型に移し川に流して厄払いしました。
いっぽう、宮中の女の子の間では紙など身近なもので作った人形と
御殿や身の回りの道具をまねた玩具で遊ぶ「ひいな遊び」が行われていました。
ひな祭りは「上巳の祓い」と「ひいな遊び」が結びついたものといわれています。
雛祭りとして、ひな人形を飾ったり菱餅や白酒、桃の花を供えるようになったのは江戸時代になってからのことです。
その風習が現在に受け継がれているのですね。

桃の花をマグカップにいけよう!

この時期になるとたくさん出回る桃の枝花。
長い枝のまま花瓶に飾るだけでもきれいですが今回はあえて短くカットして色とりどりの春のお花と合わせてみました。
身の回りにあるアイテムを使いながら簡単にアレンジしてかわいいお花のひな祭りを楽しんでみましょう。
桃の枝と花で簡単ひな祭りアレンジ
準備するものは、
マグカップ、
20cm位に切った桃の枝を数本
お好きな春のお花、
マスキングテープ(セロテープでもOK)です。
桃の枝と花で簡単ひな祭りアレンジ
マグカップなど口の広い器に活けるときは、
マスキングテープやセロテープを
口のところに十字に貼ることで
思い通りにお花を活けやすくなります。
できあがり!
いっぺんに春らしくなりました。
棚に飾ってみましょう。
並べて飾るとかわいいですね。
おひな様がなくても、桃の花を飾ってひな祭りの雰囲気を楽しんでくださいね。

フォトスタイリング&撮影
横浜・暮らしの花飾り「小さなお花の教室」主宰&フォトスタイリングクリエイター ささきゆう子