◆◆◆人気のフレンチ「ポワレ」も
◆◆◆焼き方のコツを覚えてしまえば
◆◆◆おうちでもレストランの味に

すずきのポワレ~おいしくつくるコツ
スズキや真鯛のポワレはフレンチレストランで人気のメニューです。
「ポワレ」はフライパンで焼くという意味。
その名の通り、焼き方が重要なポイントです。
皮はカリッと、身はふっくらの焼き加減を実現するためのコツをご紹介しましょう。

おいしくつくるコツ

●ポイント1. 皮に切り込みを入れる

こうすることによってお魚が反り返るのを防ぐことができます。
フライパンにオイルを熱して鮮度のよい魚をのせて焼くと皮が一気に縮んで、くるりと反ってしまいます。
反り返ってしまった皮側からは火を通しにくくなるので裏返して身の方をじっくり加熱し魚に火を通すこととなります。
すると縮んでしまった皮はカリッと焼けず、シナッとしてしまいます。
そして身の方は、長い時間フライパンにのっているので、固くパサパサになってしまいがちです。
そのうえ、臭みも残ってしまうことも。
焼く前のこの一手間が大事ですね。

●ポイント2.フライパンを熱しすぎず魚の皮目を下にしてのせ弱火でゆっくり、じっくり火を通す

こうすれば皮が一気に縮まらず平たいまま焼き上がります。
焼き時間は、皮面を8割で身の面を2割の目安に焼きます。
皮面を焼くことでほぼ火を通してしまうということですね。
そうすれば皮はクリスピーナでパリパリに身はふっくら仕上がります。

●ポイント3.付け合せ、ソースをすべて温かい状態にして、手早く盛りつける

美味しそうに焼けた魚は付け合せ、ソースをすべて温かい状態にして手早く盛りつけることが大事です。
温めたお皿に盛ると完璧です。
冷たいお皿に盛るとお料理が冷めてしまいます。
パリパリに焼けたの魚の皮にソースはあまりかけな方がいいかもしれませんね。
ぜひ熱々のうちに召し上がってくださいね♪

すずきは夏が旬のお魚。
大きく成長するとともに名前が変わります。
25cmぐらいの1年魚を『せいご』
50cmぐらいの3年魚を『ふっこ』
60cm以上のものを『すずき』
と呼びます。

撮影 南都礼子
スタイリング
フードスタイリスト 結城寿美江