◆◆◆涼感を運んでくれる
◆◆◆半日陰を好む花たちを
◆◆◆ガラスの鉢にひんやり活けて

涼やかに活ける夏の庭花
花火や浴衣、風鈴など
夏は「和」が涼しさを感じさせてくれます。
夏の庭先を見てみると
やっぱり和テイストの花たちが
ひんやり落ち着いた空気を醸し出していて…
楚々とした魅力の花たちを摘んで
涼感のある和風美人なアレンジをしてみました。
お部屋の中に、ふっと涼しい風が
吹き抜けていったように感じます。
涼やかに活ける夏の庭花
夏を涼しげに演出してくれる
お庭に咲いた和風の花たち。
半夏生、ギボウシ(花と葉)、下野(シモツケ) アジサイとクチナシ
涼やかに活ける夏の庭花

夏になると木々に葉が生い茂り、庭も木陰が増えてきます。
夏の植物には木陰など半日陰を好むものがたくさん。
涼しいところで暮らす植物はなんとなく涼しそうに見えてほっとするものです。
特に雨上がりは、生き生きとして緑が鮮やか。
涼やかに活ける夏の庭花
『半夏生』
夏至から11日目の「半夏生」の頃に開花することから、この名前がつきました。
または、葉が半分だけ白くなるので「半化粧」という意味もあるとか。
どうして半分だけ白くなるのかしら?
とても不思議な植物です。
涼やかに活ける夏の庭花
『ギボウシ』
葉は、斑入りのものや、うちわのように大きなもの、
小さなものまで、たくさんの種類があります。
夏の強い日光は苦手。涼しい木陰が好みです。
薄いピンクの花は、一日でしぼんでしまうことから、
「デイリリー」という英名がついています。
涼やかに活ける夏の庭花
他に、白アジサイ、くちなし、シモツケ、など
少しずつ摘んで、束ねて、麻紐で結んでおきます。
涼やかに活ける夏の庭花
短めにカットして、浅いガラスの鉢に入れます。
ガラスの鉢にたっぷりとした水は、ひんやり感と、みずみずしさを演出できます。
涼やかに活ける夏の庭花
夏に似合う和テイストの庭花で
暑い夏を涼しい気分で過ごせそうです。
フォトスタイリング&撮影
フラワー&フォトスタイリスト 海野美規